日本財団 図書館


 

(3) 観光の開発
珠洲市から外浦を経て西海岸を南下するコースを能登街道外浦路として定め、能登半島国定公園区域内の珠洲市木ノ浦地区、輪島市赤崎地区において、エコロジーキャンプ場などオートキャンプ場の整備を促進し、自然環境の積極的活用を図る。
輪島港において、臨海部の開発にあわせて、漆器博物館、海浜公園など、マリンタウンプロジェクト事業の促進を図る。
滝港(羽咋市)において、マリーナを整備し漁業者と共存できるマリンレジャーの普及に努め、周辺の海岸地域の整備を促進する。
押水町から羽咋市に至る千里浜海岸は、世界にも希な渚ドライブウェーであり、砂浜の保全と安全快適な走行性を確保する施策に努めるとともに、当地区において、砂と砂浜を利用した「砂の祭典」やソーラーカーラリーなど大規模なイベントの育成に努める。
この地区内の景勝地を結ぶ、大谷狼煙飯田線、輪島浦上線、深谷中浜線、志賀富来線を能登岬八景道路として、整備を促進する。

 

珠洲市から内浦を経由して七尾湾・富山湾に至るコースを能登街道内浦路として定め、珠洲市鉢ケ崎地区において、大規模な新しいリゾートゾーンを形成し、オートキャンプ場、宿泊施設の整備を促進し、既設の海水浴場等との一体的活用を図るとともに、当地区で予定されている全国豊かな海づくり大会や、トライアスロン大会などイベントの開催により普及を図る。
内浦町布浦地区において、オートキャンプ場、サイクリングロード等の整備を促進する。
能都町真脇地区において、縄文真脇遺跡を中心とした、博物館、体験研究施設、公園広場等の整備を促進する。
輪島市三井地区において整備中の「健康の森」については、能登の森林公園と位置づけ、センター施設、オートキャンプ場等の整備を具体化し、既設の施設との一体的整備を図る。
七尾市、田鶴浜町、中島町、能登島町に囲まれた七尾湾西湾地区において、新たな橋梁により周遊路が完成されるので、鹿北運動公園、水辺公園などの整備を促進し、サイクリングロード「香島津回廊」の具体化を図る。
能登島ガラス美術館は、公立で最初のガラス美術館として整備されたが、収蔵品の増加や大規模展覧会の開催動向を調査し、増築等の事業の具体化を図る。
七尾港において、ウォーターフロント開発として緑地の整備を促進し、フィシャーマンズワーフの増設計画にあわせて事業の具体化を図るとともに、能登島町久美地区において、運動公園、海水浴場を備えた海浜の整備を促進する。
氷見漁港において、旧魚市場跡地を利川したフィシャーマンズワーフの建設計画を進め事業の具体化を図るとともに、灘浦地区で道の駅やオートキャンプ場などスポーツレクリエーション施設の整備を検討する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION